納品装置例
納品装置例
各機種はほとんどが受注生産品です。御見積はお打ち合わせの上となります。
コンベア機
下の写真のプラントの制御盤が左の写真です。
計12台のDPHを一度に動かして過熱水蒸気の温度をコントロールしています。
(食品加工用プラント)
本機はコンベア部の焼きや蒸しなどの使用状況に合わせて過熱水蒸気量の自動制御ができるのが大きな特徴です。
DPH電装関係・蒸気補機関系も全て搭載しており、電源と蒸気を供給するだけで過熱水蒸気の運転が可能です。
和歌山県工業技術センター殿納品機。
炉長1mの過熱水蒸気試験用コンベア機。
DPHは別置きです。
蒸気ダクト設置例
ベルト幅300mm、炉長3000mm。全長4000mm)
炉部を2分割にして横方向にスライドさせ、洗浄性を高めたコンベア機
(ベルト幅300mm、炉長2000mm、全4000mm)
バッチ式
過熱水蒸気渦流混合システム
当システムはその過熱水蒸気と粉粒体を精密に渦流混合させることにより、殺菌・溶融造粒・乾燥・焙煎・加熱混練・化学物質の分解除去等、多くの用途に応用できます。
バッチ式オーブンタイプ
オーブンタイプの炉ですが、上下から蒸気を吹き込んだり、蒸気量を調節したり、ノズルを入れ替えたりと、色々な実験に添えるように工夫しております。
佐賀県工業技術センター殿納品機。
ロータリーキルンタイプ
ピーナッツ焙煎機 (処理量60~80Kg毎時)
ボイラー内蔵型・過熱水蒸気発生器
新型のボイラー(蒸発器)込みのスーパーヒーターです。
高さを膝頭あたりまで低く押さえ、機器組み込み用として開発しました。ボイラー(蒸発器)は40KW、スーパーヒーターは15KWを組み込んでいます。
市販電気ボイラーでは起動後10数分かかってからようやく蒸気が発生しますが、本機は起動後数十秒で過熱水蒸気が発生します。
ボイラー15KW、スーパーヒータ5KWを搭載しており、電線と給水を行うだけで稼働できます。蒸気配管工事が困難な研究室向けの装置です。
下の写真は点検ハッチを開けた状態です。
制御用温度入力4点、記録用温度入力8点
運転記録をPCに取込可
過熱水蒸気用制御盤
20KWタイプの制御機器搭載の過熱水蒸気制御盤です。
PLCを搭載して運転記録の取り込みや多数点制御を実現しています
複数の過熱水蒸気系統とコンベア系及び排気ファン系を制御しています。
工場内の電気設備仕様によっては、タッチパネルと固定スイッチの使い分けがあります。
運転記録の取り込み、多数点取り込みはもちろんですが、運転開始スイッチ一つで、色々な機器を起動手順に従って自動的に順次起動させています。
アームを使用することで操作しやすい位置へパネルを持って来られます。
更に表示する文字を見やすい大きさにすることで、作業中の視認性向上を考慮する工夫も取り入れます。担当者が実際に現場で自分の手で使ってみることで、その場でアイデアを提案し、画面を書き換えました。
操作盤は室内にあり、そこから遠隔操作で屋外に設置している過熱水蒸気制御盤を操作します。
過熱水蒸気サウナ用で御使用いただいています。電気ボイラーとの併用でサウナ室を加熱しています。これも事務所からの遠隔操作や、タイマーを用いて定時刻に起動停止を行います。
ヒーター本体
15KW、20KW用の過熱水蒸気用ヒーターです。接続部は打ち合わせの上で25Aユニオン接続としました。
上と同じ15KW、20KW用の過熱水蒸気用ヒーターですが、こちらは100Aフランジ接続としています。
5KW、7KWタイプの過熱水蒸気用ヒータで全長を短くするために専用フランジを用いた仕様としています。
過熱水蒸気以外のIH応用機器
化学実験用の加熱装置です。出力操作に一工夫設けており、コンロのようにつまみを調整して大きく出力を増減する操作と、微調整用の操作の2系統で加熱具合を調整します。
同じく化学実験用の加熱装置です。一度起動させると温度遷移しながら長時間動きます。
特にこの装置は加熱コイルに工夫があり、そこが腕の見せ所でした。
水素吸蔵合金のテーマで取り組んだ試験器です。水素吸蔵合金をIHで加熱して水素を取り出そうとするアイデアでした。
しかし水素エネルギーが一般化するまでには、長い道のりと時間と資金が必要で、大きすぎるテーマでしたのでコレはあきらめました。
これも化学実験用です。ここではあらかじめ入力した温度-時間プログラムにより自動運転するように設計しました。