DPHの原点
DPHの原点
化学コンビナート地区に行くと写真のような銀色のタワーがいくつも建っているのが見られます。
ここでは真っ黒い原油から精製を幾度も繰り返して化学製品の原料になる物質を生産したり、色々な薬品を反応分解させて新たな薬品を生産する事が行われています。
これら化学製品を作るプラントの中核をなすのが蒸留塔です。
その内部に使用される積層規則充填物(製品名:デュアルパックス)の開発・設計・製作を弊社が行っており、国内外に約800本程の納入実績があります。 サイズでは小さい物では直径80mmぐらいのものから大きいものでは3000mmの充填物があります。
このデュアルパックスの特徴は、その構造のほとんどが空間でありながら流体に対し規則的に乱流を起こさせ混合させるミキシング効果があり、また表面積が大変大きい事が挙げられます。
このデュアルパックスを蒸留塔に詰めることで、化学プラントの蒸留効率が大きく改善されます。
この化学工学の蒸留技術と電子工学のパワーエレクトロニクス技術を合体させたのがデュアルパックスヒータ(DPH)です。
パワーエレクトロニクス技術とDPHとの関係はDPHの開発の経緯をご参照下さい。